臆病者達のボクシング奮闘記(第三話)
「み、見えるぞ」
康平は顔を紅くして下を向いた。
学校の制服を着ている弥生は、スカートを短くしていた。康平の態度に気付いた彼女は、組んだ足を戻してスカートを直す。
だが、何故か弥生はニヤリとして立ち上がった。
「康平ちゃんはイヤらしいわね! 罰としてその唐揚げ貰うからね」
弥生は康平の隣に座り、弁当から大きな鳥の唐揚げを素手で取って頬張った。
「んまぁーい。この唐揚げ美味しいね」
弁当の中には鳥の唐揚げが三つあり、康平の大好物で、彼は最後に食べようとしていた。
「な、何すんだよ」
「ちっちゃい男だなぁ康平ちゃんは。唐揚げ一つでボヤかないの! ……でもホント旨いよコレ」
弥生はそう言うと、康平をヘッドロックで羽交い締めにし、もう一つ頬張る。
康平は顔を紅くして下を向いた。
学校の制服を着ている弥生は、スカートを短くしていた。康平の態度に気付いた彼女は、組んだ足を戻してスカートを直す。
だが、何故か弥生はニヤリとして立ち上がった。
「康平ちゃんはイヤらしいわね! 罰としてその唐揚げ貰うからね」
弥生は康平の隣に座り、弁当から大きな鳥の唐揚げを素手で取って頬張った。
「んまぁーい。この唐揚げ美味しいね」
弁当の中には鳥の唐揚げが三つあり、康平の大好物で、彼は最後に食べようとしていた。
「な、何すんだよ」
「ちっちゃい男だなぁ康平ちゃんは。唐揚げ一つでボヤかないの! ……でもホント旨いよコレ」
弥生はそう言うと、康平をヘッドロックで羽交い締めにし、もう一つ頬張る。