臆病者達のボクシング奮闘記(第三話)
「康平ちゃん、帰りの電車何時だっけ?」

「六時二十五分だな」

「急ごうよ! 遅れたら家での勉強も進まないからさ」

 弥生は、康平の手を引っ張って走っていった。

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