臆病者達のボクシング奮闘記(第三話)
「先生、武器の名前は覚えた方がいいですよ。息子さんだって、仕方無く付き合われているのが分かったらガッカリしますからね」
「片桐の言う通り、これからは武器の名前を覚える事にするか。……ところで、お前達にも覚えて欲しいのもあるんだがな」
「『キレる』パンチですか?」有馬が言った。
「そうだ。長々と説明したが大事なポイントは三つだ。片桐、答えてみろ」
「いい加減に打つ……んじゃないですよね」
「間違ってはいないんだが残念ながら違うな。白鳥、今度はお前だ」
「腕の力を抜く事と、パンチが当たる瞬間に手首を下へ折る事……でいいんですか?」
「お、いいぞ白鳥。これで二つ答えが出たぞ! 高田、パンチの威力を出す為にはどうするんだ?」
「……足と腰、肩の回転で自分の拳を弾き出してパンチを打つ事です」
「片桐の言う通り、これからは武器の名前を覚える事にするか。……ところで、お前達にも覚えて欲しいのもあるんだがな」
「『キレる』パンチですか?」有馬が言った。
「そうだ。長々と説明したが大事なポイントは三つだ。片桐、答えてみろ」
「いい加減に打つ……んじゃないですよね」
「間違ってはいないんだが残念ながら違うな。白鳥、今度はお前だ」
「腕の力を抜く事と、パンチが当たる瞬間に手首を下へ折る事……でいいんですか?」
「お、いいぞ白鳥。これで二つ答えが出たぞ! 高田、パンチの威力を出す為にはどうするんだ?」
「……足と腰、肩の回転で自分の拳を弾き出してパンチを打つ事です」