臆病者達のボクシング奮闘記(第三話)
学校が終わり、図書館で勉強を始めた二人は一時間程経ってロビーで休憩していた。
亜樹は水筒を口にした後言った。
「久しぶりの勉強だけど、君は大変だよね。日曜日は部活なんでしょ? まとめて勉強しにくいもんね」
自動販売機のジュースを手にした康平が答える。
「あ、今度日曜日が休みになったんだ。今週はここに来るからさ。また宜しく頼むよ」
「そう、でもココって第一日曜日が休みなんだよね。……もしよかったら、康平んちの近くにある図書館へ行こうよ」
「あそこは第三日曜日が休みだから大丈夫だよ。……でも悪いなぁ。亜樹は定期も持って無いのにさ」
「べ、別に康平の為に行くんじゃないわよ。ほ、ほら、最近球技大会の練習で勉強出来なかったのよ。……でも、それはそれで楽しかったけどね」
慌て気味に話す亜樹に康平が言った。
「そ、そうだよな。……それはそうと、次の中間テストで二十番以上順位が上がると、携帯電話を買って貰う約束をしてるんだよ。今回は特に頑張らないとな」
亜樹は水筒を口にした後言った。
「久しぶりの勉強だけど、君は大変だよね。日曜日は部活なんでしょ? まとめて勉強しにくいもんね」
自動販売機のジュースを手にした康平が答える。
「あ、今度日曜日が休みになったんだ。今週はここに来るからさ。また宜しく頼むよ」
「そう、でもココって第一日曜日が休みなんだよね。……もしよかったら、康平んちの近くにある図書館へ行こうよ」
「あそこは第三日曜日が休みだから大丈夫だよ。……でも悪いなぁ。亜樹は定期も持って無いのにさ」
「べ、別に康平の為に行くんじゃないわよ。ほ、ほら、最近球技大会の練習で勉強出来なかったのよ。……でも、それはそれで楽しかったけどね」
慌て気味に話す亜樹に康平が言った。
「そ、そうだよな。……それはそうと、次の中間テストで二十番以上順位が上がると、携帯電話を買って貰う約束をしてるんだよ。今回は特に頑張らないとな」