コイツ、俺の嫁だから。【おまけも完結】
それでも、縁と一緒に過ごした高校時代の思い出は、今も色褪せない写真のように綺麗なまま残っているけれど。
「あたしらこれからカラオケ行くの。今度お巡りさんも一緒に行こうよ」
「……君ら、俺のこと友達か何かだと思ってるだろ」
「心のカレシだよねー♪」
ふざけたことを言って、「じゃまたねー!」と手を振って去っていく二人。
ずいぶんナメられたもんだな、俺も……。
内心がっくりと肩を落としていると、交番の中から二歳下の新米警官である小柴(コシバ)に呼ばれた。
「片霧さん、三丁目で物損事故です」
「単独?」
「はい。電柱に軽くぶつかっただけで、怪我人もいないそうです」
こうやって本署から連絡が入ると、現場へ行って事故処理をする。
その後はまた交番に戻り、報告書などの書類を作成して、ようやく昼食だ。
一時間きっちり休憩を取れることはあまりないが、これが唯一気持ちが休まるひと時でもある。
「あたしらこれからカラオケ行くの。今度お巡りさんも一緒に行こうよ」
「……君ら、俺のこと友達か何かだと思ってるだろ」
「心のカレシだよねー♪」
ふざけたことを言って、「じゃまたねー!」と手を振って去っていく二人。
ずいぶんナメられたもんだな、俺も……。
内心がっくりと肩を落としていると、交番の中から二歳下の新米警官である小柴(コシバ)に呼ばれた。
「片霧さん、三丁目で物損事故です」
「単独?」
「はい。電柱に軽くぶつかっただけで、怪我人もいないそうです」
こうやって本署から連絡が入ると、現場へ行って事故処理をする。
その後はまた交番に戻り、報告書などの書類を作成して、ようやく昼食だ。
一時間きっちり休憩を取れることはあまりないが、これが唯一気持ちが休まるひと時でもある。