コイツ、俺の嫁だから。【おまけも完結】
「何で小柴が舞花ちゃんのこと知ってんだよ」

「実はこの間──」



小柴が言うには、駅で男達がもめてると通報があって駆け付けると、それとは別に酔っ払いに絡まれてる女性を見付けた。

小柴が助けたその女性が、舞花ちゃんだったらしい。

後日、休みの日に偶然街で会って、少し話したら縁の親友だとわかったのだと。



「……なるほど、それで運命感じちゃったわけだ」

「そうなんです! や、もちろんそれだけじゃなくて、僕のタイプど真ん中なんですよ彼女!」



舞花ちゃんを思い出しているのか、うっとりする小柴に少々呆れつつも、たしかに舞花ちゃんとは波長が合うかもなーと思う。


高校時代に彼女が付き合ってたヤツも、たしか年下だったよな?

甘えてくれて健気な、わんこタイプの男が舞花ちゃんは好きなのかもしれない。


その彼氏とも一昨年くらいに別れたって聞いたし、小柴も十分見込みはありそうだ。

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