コイツ、俺の嫁だから。【おまけも完結】
「そんな寂しそうな顔すんなって」
「……してないよ」
「嘘つけ」
ぶに、とあたしの頬を引っ張る那央は、高校時代と変わらない顔で無邪気に笑う。
「まぁ、寂しがられないのはもっと嫌だけど」
そう言って、あたしの上に覆いかぶさる那央。
朝だというのに、昨夜と同じような熱っぽい瞳と、前よりずっと逞しくなった彼の身体にドキリとする。
離れていた期間が長かったとはいえ、6年も一緒にいるのに、どうしていまだにときめいてしまうんだろう。
「そのままでいろよ」
「え?」
「ずっと必要としててくれよ、俺のこと」
……そんなの当たり前じゃん。
那央がいない生活なんて、もう考えられないんだから。
「今さら何言ってんの。心配ご無用!」
那央の首に手を回して引き寄せると、あたしは自分から短いキスをした。
ちょっとした照れ隠しのつもり……だったんだけど。
「へぇ、ベッドの中でもそうやって求めてくれんだ」
イタズラっぽく口角を上げた那央に“しまった”と後悔。
「じゃ、遠慮なく」
「や、ちょっ、んぅ──!」
甘く唇を奪われたあたしは、再び彼のされるがままに、身も心も溶かされてしまうのだった。
「……してないよ」
「嘘つけ」
ぶに、とあたしの頬を引っ張る那央は、高校時代と変わらない顔で無邪気に笑う。
「まぁ、寂しがられないのはもっと嫌だけど」
そう言って、あたしの上に覆いかぶさる那央。
朝だというのに、昨夜と同じような熱っぽい瞳と、前よりずっと逞しくなった彼の身体にドキリとする。
離れていた期間が長かったとはいえ、6年も一緒にいるのに、どうしていまだにときめいてしまうんだろう。
「そのままでいろよ」
「え?」
「ずっと必要としててくれよ、俺のこと」
……そんなの当たり前じゃん。
那央がいない生活なんて、もう考えられないんだから。
「今さら何言ってんの。心配ご無用!」
那央の首に手を回して引き寄せると、あたしは自分から短いキスをした。
ちょっとした照れ隠しのつもり……だったんだけど。
「へぇ、ベッドの中でもそうやって求めてくれんだ」
イタズラっぽく口角を上げた那央に“しまった”と後悔。
「じゃ、遠慮なく」
「や、ちょっ、んぅ──!」
甘く唇を奪われたあたしは、再び彼のされるがままに、身も心も溶かされてしまうのだった。