コイツ、俺の嫁だから。【おまけも完結】
長男の凪さんが、どうやら今の彼女と真剣に結婚を考えているらしい、という報告の電話をしてきた華ちゃん。
いつの間にか自分のお悩み相談みたいになっていて、まだぶつぶつ言ってるけど、とりあえず順調に付き合っているみたいだ。
『ねぇねぇ、那央にぃはどうなの? やっぱりすぐキスしてきたりする!?』
ものすごく興味津々に聞いてくる彼女に、あたしは日頃の那央を思い浮かべながら答える。
「那央は……そうだねぇ。キスもしてくるし、恥ずかしくなるようなことばっかり囁いてくるし……って言わせないでよ!」
『あーやだやだ、これだからバカップルは……』
自分から聞いといてなんだその反応は!!
呆れたように言う華ちゃんにムキーッと憤慨していると。
『そうだ、言うの忘れてた。結婚記念日おめでとう』
「あ! ありがとう~! よく覚えてたね」
『そりゃあ、大事なお兄ちゃんを奪われた日ですから』
……ヒクッと笑顔が引きつる。
華ちゃん、やっぱりいまだにブラコンは健在なのね……。
いつの間にか自分のお悩み相談みたいになっていて、まだぶつぶつ言ってるけど、とりあえず順調に付き合っているみたいだ。
『ねぇねぇ、那央にぃはどうなの? やっぱりすぐキスしてきたりする!?』
ものすごく興味津々に聞いてくる彼女に、あたしは日頃の那央を思い浮かべながら答える。
「那央は……そうだねぇ。キスもしてくるし、恥ずかしくなるようなことばっかり囁いてくるし……って言わせないでよ!」
『あーやだやだ、これだからバカップルは……』
自分から聞いといてなんだその反応は!!
呆れたように言う華ちゃんにムキーッと憤慨していると。
『そうだ、言うの忘れてた。結婚記念日おめでとう』
「あ! ありがとう~! よく覚えてたね」
『そりゃあ、大事なお兄ちゃんを奪われた日ですから』
……ヒクッと笑顔が引きつる。
華ちゃん、やっぱりいまだにブラコンは健在なのね……。