コイツ、俺の嫁だから。【おまけも完結】
……初めて聞いたかも。
那央がそんなことを考えていたなんて知らなかった。
「実はいつ出来てもいいって思ってたんだよね、俺は」
「……そうだったの?」
「ん。たくさん兄弟がいる中で育ったせいか、子供がいたらきっと今以上に楽しいだろうなーって」
……うん、あたしもそう思うよ。
大変なことももちろん多くなるだろうけど、きっとその分幸せや喜びも倍になるはず。
「あ、でも大家族にしようとか思ってないから安心して」
「あはは、よかった」
笑い合って、お互いの身体を泡で包んでいくうちに、いつの間にか不安はほとんど消えていて。
熱いシャワーを浴びながらキスを交わした。何度も、何度も。
そしてもっと深い愛を求めて、バスタブのお湯を波立たせながら抱き合う。
「──あ」
「縁んナカ、すげぇあったかい」
「んっ……そ、なの?」
「あぁ、幸せ」
甘い吐息を漏らす那央は、ものすごく色っぽい。
向き合う彼に抱きつき、揺さ振られるあたしは、快感の波に呑まれていった。
──あたし達は改めて、責任も、相手の人生もすべて受け入れる覚悟をしたんだ。
避妊しないって、もしかしたら最高の愛情表現なのかもしれないと、
大好きな人の腕に抱かれながら眠りに落ちる時、満たされた気分で思った。
那央がそんなことを考えていたなんて知らなかった。
「実はいつ出来てもいいって思ってたんだよね、俺は」
「……そうだったの?」
「ん。たくさん兄弟がいる中で育ったせいか、子供がいたらきっと今以上に楽しいだろうなーって」
……うん、あたしもそう思うよ。
大変なことももちろん多くなるだろうけど、きっとその分幸せや喜びも倍になるはず。
「あ、でも大家族にしようとか思ってないから安心して」
「あはは、よかった」
笑い合って、お互いの身体を泡で包んでいくうちに、いつの間にか不安はほとんど消えていて。
熱いシャワーを浴びながらキスを交わした。何度も、何度も。
そしてもっと深い愛を求めて、バスタブのお湯を波立たせながら抱き合う。
「──あ」
「縁んナカ、すげぇあったかい」
「んっ……そ、なの?」
「あぁ、幸せ」
甘い吐息を漏らす那央は、ものすごく色っぽい。
向き合う彼に抱きつき、揺さ振られるあたしは、快感の波に呑まれていった。
──あたし達は改めて、責任も、相手の人生もすべて受け入れる覚悟をしたんだ。
避妊しないって、もしかしたら最高の愛情表現なのかもしれないと、
大好きな人の腕に抱かれながら眠りに落ちる時、満たされた気分で思った。