コイツ、俺の嫁だから。【おまけも完結】
「だって『他の女には興味ねー』なんて言われたら、心配する必要ないもん」
「あ、たしかに。じゃーもう言わない」
「えぇ」
思いっきり不満を顔に表すあたしに、今度は那央が笑った。
すると、いつの間にか交番内に戻っていた小柴くんが、中から那央を呼ぶ。
「片霧さん、本署から連絡です!」
「はいよ。じゃあな、縁も本当に気をつけろよ」
「うん。また後で」
那央はもう一度あたしの頭をぽんと撫でた後、颯爽と交番の中へ入っていった。
今日も帰りは遅くなるかな。
でも、あたしはいつまでも彼を信じて待っていよう。
まだ1センチくらいしかない、小さな小さなこの子と一緒に、今以上に幸せな未来を描きながら。
「仲良しなんだねぇ。あのお巡りさんには、私も親切にしてもらってるのよ」
ふいに、あたし達を見ていたらしい通りすがりのおばあさんに、ニコニコ笑顔で声をかけられる。
あたしは気恥ずかしさを感じながら、けれど誇らしげに頷いた。
「──彼はあたしの、自慢の旦那です」
+..。o○END○o。..+
「あ、たしかに。じゃーもう言わない」
「えぇ」
思いっきり不満を顔に表すあたしに、今度は那央が笑った。
すると、いつの間にか交番内に戻っていた小柴くんが、中から那央を呼ぶ。
「片霧さん、本署から連絡です!」
「はいよ。じゃあな、縁も本当に気をつけろよ」
「うん。また後で」
那央はもう一度あたしの頭をぽんと撫でた後、颯爽と交番の中へ入っていった。
今日も帰りは遅くなるかな。
でも、あたしはいつまでも彼を信じて待っていよう。
まだ1センチくらいしかない、小さな小さなこの子と一緒に、今以上に幸せな未来を描きながら。
「仲良しなんだねぇ。あのお巡りさんには、私も親切にしてもらってるのよ」
ふいに、あたし達を見ていたらしい通りすがりのおばあさんに、ニコニコ笑顔で声をかけられる。
あたしは気恥ずかしさを感じながら、けれど誇らしげに頷いた。
「──彼はあたしの、自慢の旦那です」
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