コイツ、俺の嫁だから。【おまけも完結】
「あー、なんかマイマイから聞きましたよ。縁さんがそんなようなこと言ってたって」
「言ってたのかよ」
ガックリとうなだれる。
マジで俺への愛情は薄れてるってことなのか……ヘコむ。
舞花ちゃんのこと背中がムズムズするような呼び方すんな、ってつっこむことも出来ねぇ。
テーブルにおでこだけくっつけて意気消沈している俺に、小柴は専門家のように淡々と説明する。
「なんか、もうそれはしょうがないことらしいですよ? 産後はホルモンバランスが崩れるから、それが原因だとか何とか……って、もしかして片霧さん……」
「“レス”、なんですか?」と、小柴は俺の耳に顔を近付けてこそっと聞いてきた。
どれだけの期間営みがなきゃセックスレスと言うのかはわからないが……。
「とりあえず今、禁欲生活四ヶ月目」
「拷問っすね」
おでこをくっつけた状態のままボソッと答えると、小柴は気の毒そうに即そう返してきた。
そうなんだよ、拷問だよ。
遠恋中はそばにいないから我慢するしかなかった。
でも今は毎日一緒にいるのに、服の上からしか抱きしめられないなんてツラすぎる。
「言ってたのかよ」
ガックリとうなだれる。
マジで俺への愛情は薄れてるってことなのか……ヘコむ。
舞花ちゃんのこと背中がムズムズするような呼び方すんな、ってつっこむことも出来ねぇ。
テーブルにおでこだけくっつけて意気消沈している俺に、小柴は専門家のように淡々と説明する。
「なんか、もうそれはしょうがないことらしいですよ? 産後はホルモンバランスが崩れるから、それが原因だとか何とか……って、もしかして片霧さん……」
「“レス”、なんですか?」と、小柴は俺の耳に顔を近付けてこそっと聞いてきた。
どれだけの期間営みがなきゃセックスレスと言うのかはわからないが……。
「とりあえず今、禁欲生活四ヶ月目」
「拷問っすね」
おでこをくっつけた状態のままボソッと答えると、小柴は気の毒そうに即そう返してきた。
そうなんだよ、拷問だよ。
遠恋中はそばにいないから我慢するしかなかった。
でも今は毎日一緒にいるのに、服の上からしか抱きしめられないなんてツラすぎる。