きみの声を聞かせて
次の日。
学校に行くと、最初に目に入ってきたものは……
教室の黒板一面に書かれたわたしへの悪口だった。
「なにこれ……」
ショックでそれ以上言葉が出なかった。
それと同時にいつものように悪口を叩かれて、冷たい視線を向けられて
もう耐えきれないわたしはそのまま教室から抜け出して走り出して
誰もいない図書室に飛び込んだんだ。
図書室に入ると、力が抜けたように床に座り込み
我慢をせずに大きな声で泣き叫んだ。