きみの声を聞かせて



その言葉を聞いて今度はみんな肯定的な言葉になってきて、



劇に出れないわたしでも脇役なら一緒に出れそうで賛成できるなって思った。



「じゃあ、多数決取るよー!この案に賛成の人ー?」



サッと手を挙げ出すみんなに遅れながらもわたしも手を挙げる。



「よしっ!じゃあうちのクラスはラプンツェルに決定!!」



反対の人を聞かずに決まって、みんなは一斉に拍手をする。



「じゃあ早速だけど、登場人物の配役を載せたプリント配るので後ろに回してね!



メインの配役になかった人たちは大道具、小道具、衣装、ナレーター、脇役に分かれてもらいまーす!」



ちなみにプリントの一覧のところに☆マークがある二人が主役です!と配りながら言う実行委員。



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