きみの声を聞かせて
「そうだよね。無責任なこと言ってごめんね!
とりあえずバスケがやりたくなったら、私はできないけど渚に相手してもらいなよ!ねっ?」
「いつでもやるから声掛けてな!」
わたしはコクンと大きく頷いて
((ありがとう))
と紙に書いた。
「それから今日のことだけど、
夏帆は前の学校で辛いことを耐え続けたことで声を出せなくなったんでしょ?
だから夏帆は障害者じゃない。私たちと同じ普通の人だよ!
周りが言ってきたら私と渚は否定するけど、
人の噂も75日って言うししばらく消えないかもしれないから気にしないようにしよう」
麻美は話をつづけた。