男装彼女
1章
入学式
side千
「桜も満開となり、私たち在校生はみなさんの入学を心待ちにしていました....」
....くっそ....なんでこんなことに....。
無駄に外ヅラ良くするんじゃなかった....。
遡ること1週間前ー
「ええっ!?私が在校生挨拶!?なんでですかー。」
「校長先生から、直々に頼まれたんだよ。」
あんの、クソ校長....。
「でも、わたし、生徒会でもなんでもないですよ?」
「そのへんは、べつにどーでもいいらしい。」
どーでもいいって....。
「....あと、男装していいらしいぞ?」
............!!!!
「ホントですか!?なら、やってもいいですよー」
「よし、なら頼んだぞ。蒼威(あおい)。」
「はい。」
....はぁ。あの時男装に釣られるんじゃなかった....。
でもまぁ、公然と男装できるからいいか。
そう。
みなさんも気づいたと思うが私、千は男装が趣味なのだ。
変な趣味とか思われるかもしれないけど、いつもと違うなれる気分になれるから気に入っている。
自分で言うのもあれだけど、似合ってると思う。
ワックスしていいって言われたし、今日はいい感じにセットできたし、最高。
「....以上、歓迎の挨拶といたします。在校生代表、蒼威 龍(あおい りゅう)。」
ーーパチパチパチパチ
男装の時は龍って名前にしてる。
なんでかって?
そりゃー、千より、龍のほがかっいいから。
『....ねぇ、代表の先輩、かっよくなかった!?』
『わかる!!!!めっちゃかっこよかった!!!!』
『あんなかっこいい人、いるんだ....』
うわー....照れる。
やっぱ、かっこいいって言われるの嬉しいな。
なんてったって、今は龍だから。
『続きまして、新入生代表の挨拶』
....うわ、かっこいい。
新入生代表の挨拶ってあれだよね、確か入試トップの子がするんだよね。
イケメンで頭もいいとか持ってる人はなんでも持ってるんだよねー
っと、思ったのは私だけじゃないらしく....
『ねぇ、イケメン!!!!この人もイケメン!!!!』
『やばーい!!!!さっきの先輩もいいけと....』
とか言う声が聞こえてくる。
こらこら、人の話は聞きなさいよ。
とか、思っていたら入学式も終わった。
「蒼威さん、いや、蒼威君。急にすまなかったねー」
「謝る気なんてねぇんだろ、おっさん。」
「こらこら、仮にもきみの叔父さんである前に、ここの校長なんだぞ。偉いんだぞ。」
「....はいはい。」
「今日もかっこいいな、龍。こんなにかっこよく育って....。叔父さん泣きそうだよ....」
....バカなのかな。
一応、女の子です、はい。
んま、いいや
「いいえー、大事な叔父さんのためですから。」
「おおっ!!!!おっさんではなく、叔父さんと呼んでくれたか!!!!もー、嬉しい。ハグしたい。さぁおい....ぶっ....」
「....死にたい?」
「まったく....兄貴に似て....。まぁ、龍のときだけだから許すがな。女の子らしくしなさいよ。」
「わかってるって。ちゃんとできてるでしょ?」
「ふっ....そうだな。心配いらないな。じゃ、来賓の方を連れていくから。本当にありがとうな。」
と言って叔父さんは来賓席へと行った。
校長も大変だなぁ....。
さて、入学式も終わったし、着替えて帰るか。
「桜も満開となり、私たち在校生はみなさんの入学を心待ちにしていました....」
....くっそ....なんでこんなことに....。
無駄に外ヅラ良くするんじゃなかった....。
遡ること1週間前ー
「ええっ!?私が在校生挨拶!?なんでですかー。」
「校長先生から、直々に頼まれたんだよ。」
あんの、クソ校長....。
「でも、わたし、生徒会でもなんでもないですよ?」
「そのへんは、べつにどーでもいいらしい。」
どーでもいいって....。
「....あと、男装していいらしいぞ?」
............!!!!
「ホントですか!?なら、やってもいいですよー」
「よし、なら頼んだぞ。蒼威(あおい)。」
「はい。」
....はぁ。あの時男装に釣られるんじゃなかった....。
でもまぁ、公然と男装できるからいいか。
そう。
みなさんも気づいたと思うが私、千は男装が趣味なのだ。
変な趣味とか思われるかもしれないけど、いつもと違うなれる気分になれるから気に入っている。
自分で言うのもあれだけど、似合ってると思う。
ワックスしていいって言われたし、今日はいい感じにセットできたし、最高。
「....以上、歓迎の挨拶といたします。在校生代表、蒼威 龍(あおい りゅう)。」
ーーパチパチパチパチ
男装の時は龍って名前にしてる。
なんでかって?
そりゃー、千より、龍のほがかっいいから。
『....ねぇ、代表の先輩、かっよくなかった!?』
『わかる!!!!めっちゃかっこよかった!!!!』
『あんなかっこいい人、いるんだ....』
うわー....照れる。
やっぱ、かっこいいって言われるの嬉しいな。
なんてったって、今は龍だから。
『続きまして、新入生代表の挨拶』
....うわ、かっこいい。
新入生代表の挨拶ってあれだよね、確か入試トップの子がするんだよね。
イケメンで頭もいいとか持ってる人はなんでも持ってるんだよねー
っと、思ったのは私だけじゃないらしく....
『ねぇ、イケメン!!!!この人もイケメン!!!!』
『やばーい!!!!さっきの先輩もいいけと....』
とか言う声が聞こえてくる。
こらこら、人の話は聞きなさいよ。
とか、思っていたら入学式も終わった。
「蒼威さん、いや、蒼威君。急にすまなかったねー」
「謝る気なんてねぇんだろ、おっさん。」
「こらこら、仮にもきみの叔父さんである前に、ここの校長なんだぞ。偉いんだぞ。」
「....はいはい。」
「今日もかっこいいな、龍。こんなにかっこよく育って....。叔父さん泣きそうだよ....」
....バカなのかな。
一応、女の子です、はい。
んま、いいや
「いいえー、大事な叔父さんのためですから。」
「おおっ!!!!おっさんではなく、叔父さんと呼んでくれたか!!!!もー、嬉しい。ハグしたい。さぁおい....ぶっ....」
「....死にたい?」
「まったく....兄貴に似て....。まぁ、龍のときだけだから許すがな。女の子らしくしなさいよ。」
「わかってるって。ちゃんとできてるでしょ?」
「ふっ....そうだな。心配いらないな。じゃ、来賓の方を連れていくから。本当にありがとうな。」
と言って叔父さんは来賓席へと行った。
校長も大変だなぁ....。
さて、入学式も終わったし、着替えて帰るか。