男装彼女
ーーピーンポーン

「はぁい」

ーーガチャ

「きゃー!!!!龍!!!!ホントかっこいい!!!!もー、なんなの!?なんで女の子なの!?」

「萌、うっせぇから。早く中入れて。」

萌の頭を撫でながら言う。
そして、すでに龍モード。

「はぁい。お母さーん!!!!龍が来たよ!!!!」

「おじゃまします、羚(れい)さん。」

「あらぁ!!!!さらにかっこよくなっちゃって!!!!ゆっくりしていって!!!!」

「ありがとうございます。あ、これ、母さんからです。この間旅行行っててそれのお土産だって言ってました。」

「まぁ!!!!凛(りん)ちゃんのお土産はいつもセンスがいいから嬉しいのよね。お礼言っておいてくれるかしら?」

「もちろんです。わかりました。」

「ずるいずるい!!!!お母さんばっかり龍と話しててずるい!!!!」

「お前とはこれからたくさん話すだろ?早く着替えてこいよ。」

「うー....わかった。」

ふてくされながら萌は自分の部屋へ着替えに行った。
....テレビでも見とくか。
つーか、若干模様替えしてるじゃん。
羚さんも好きだね。
もろ羚さん趣味の配置だし。
まぁ、落ち着いた空間なのは変わりないけど。
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