男装彼女
「はい!!!!」

依頼だ!!!!依頼だ!!!!
久しぶりの仕事だ!!!!

「今回はこいつらを頼む。麻薬、レイプ、その他もろもろだ。」

アバウトッ!!!!
まぁ、最初の2つだけでも潰す対象にはなるか....。

「ゆけ、昊空。仕事は明日だ。」

「はい。」

昊空。
それは、あたしのもうひとつの名前。
族潰しという役割を担う裏社会ではちょっと有名な仕事だ。
あたしの家はヤクザだから、あたしは小さい頃から喧嘩を教えられてきた。
あまりにも喧嘩が上達しすぎて中学生になると弾丸をよけれるようにまでなってしまった。
その頃からだ。
あたしに依頼が来るようになった。
それは、警察からだったり、族から直接被害を受けた人からだったりと様々。
でも、正統派な族は潰さない。
変だけど、族のおかげで治安がいいところもあるからね。

「....千、大丈夫?」

「泪、心配しないで?いつもみたいに情報よろしくね?」

「....ん」

すっと、右の頬をあたしに差し出した泪。

ーーチュッ

まぁ、いわゆるほっぺちゅーだ。
これをしないと泪は仕事をしてくれない。
仕事っていってもハッキングなんだけどねー。
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