君とお絵かき
「やっほー、莉桜!おはよう!」
「あっ、蓮ちゃん。おはよう!」
「おおっ!絵を書いてるんだね、やっぱり、莉桜の絵は、最高だねっ!」
「そっ、そこまでうまくないよ·······。蓮ちゃんのほうが、うまいじゃん!」
莉桜は頬を赤らめながら言った。
「謙遜なんて、しなくていいのにー。」
「べっ、別に·········謙遜·····なんて·········///」
「可愛いなぁ、莉桜はー。」
「可愛くなんてないよっ!」
恥ずかしそうに手を振る莉桜は、いつも通り優しくて可愛い莉桜だった。
「ところで、莉桜。今日は、部活ってあったっけ?」
「えーっと·········。多分、あったはず!」
「お!やったねー!」
「そうだね、頑張ろうね!」
莉桜は笑っていた。蓮も、笑った。