君とお絵かき
「まっ!絵が書けなくなるなんて、そんなことないよね~っ!」
「そうだよね!それに、蓮ちゃん、絵、上手いから、書けなくなったら私も泣くよ!?」
「はっ!?莉桜のほうが、うまいじゃん!」
「いやいやぁ~?」
「ばっ、馬鹿にしてんのっ?」
「wwwしてない、してないー!」
「嘘だ·········w」
「アハハハハッ!」
「ハハハッ!」
「ふぅー·········!あ、莉桜、絵出来たの?」
「あっ、うん!というか、蓮ちゃんも出来てるじゃん!見せろぉーっ。」
「はいはい、じゃ、交換!」
「うん。」
「えっ、上手ッ。」
「そんなことないって!」
莉桜の絵は、優しげな笑顔を見せ、蒼色の花を持っている少女の絵だった。
「蓮ちゃんだって、これ、凄いじゃん!」
一方、蓮の絵は、星空の中無表情で佇む少女の絵だった。
「結局、大体同じ感じの絵だね!」
「確かにw」
二人は絵を見せ合いながら笑っていた。