君とお絵かき
「ただいまー。」
家に帰った。
ただいまと言おうが言わまいが、家には誰もいないのだ。
「ふぅーっ·········。」
すぐそこのソファーにバックを置き、スマートフォンを片手に持った。
チカチカと通知ランプが緑色に光っていた。
「誰だろう?」
莉桜はメールボックスを開く。
「あっ、蓮ちゃん!」
メールには何か画像フォルダが添付されていた。
「?何だろう。」
クリックすると、デジタルの絵がでてきた。
「もしかしてっ、これ、蓮ちゃんが書いたのっ!?」
どうやらスマホで書いたようだった。
「えぇー!!凄い凄い!!どうやったの!?」
絵のことになると柄にもなく興奮してしまう。
私は近くにあったクッションを手でバフバフやった。
「私も書きたい!!」
どうやら蓮ちゃんはアプリのURLを付けていてくれたようだ。
クリックしてアプリをインストールした。
「ふふっ!楽しいなっ!」
その日は珍しく家で笑顔になれた。
(そういえば·········、明日は蓮ちゃんの誕生日!プレゼント用意しておこう····!)
莉桜はプレゼントの用意を始めた。