君とお絵かき





「ただいまー。」




家に帰った。


ただいまと言おうが言わまいが、家には誰もいないのだ。



「ふぅーっ·········。」



すぐそこのソファーにバックを置き、スマートフォンを片手に持った。



チカチカと通知ランプが緑色に光っていた。



「誰だろう?」



莉桜はメールボックスを開く。



「あっ、蓮ちゃん!」




メールには何か画像フォルダが添付されていた。



「?何だろう。」



クリックすると、デジタルの絵がでてきた。




「もしかしてっ、これ、蓮ちゃんが書いたのっ!?」





どうやらスマホで書いたようだった。





「えぇー!!凄い凄い!!どうやったの!?」



絵のことになると柄にもなく興奮してしまう。


私は近くにあったクッションを手でバフバフやった。




「私も書きたい!!」



どうやら蓮ちゃんはアプリのURLを付けていてくれたようだ。


クリックしてアプリをインストールした。



「ふふっ!楽しいなっ!」





その日は珍しく家で笑顔になれた。






(そういえば·········、明日は蓮ちゃんの誕生日!プレゼント用意しておこう····!)


莉桜はプレゼントの用意を始めた。





















< 14 / 104 >

この作品をシェア

pagetop