君とお絵かき
✲蓮視点
1人取り残された病室のベットで、私はぼけーっと横たわっていた。
私は、もう、手が動かないんだ。
「じゃあ、もう絵は書けないの·········?」
嫌だ。嫌だ。
『絵が書けなくなるなんて、そんなこと無いよねー。』
この前の言葉が心を揺さぶる。
「嫌····だよ·······。」
『絵を書くことが、生き甲斐だもん。』
「ぅう·········。」
もう私に生きる意味なんて、無い。
「いっその事、もう、死んじゃおうかな·········。」
上擦った声が漏れる。
その時だった。