君とお絵かき
✲蓮視点
「·········朝。」
暗い部屋にずっといた蓮には、太陽がとても眩しく思えた。
「はぁ······。」
どうしよう。あと一週間後に病院だ。
それまでに·········決めなきゃいけない。
まだ学校に行ける状態ではない蓮は、家のベッドでゴロ寝していた。
「今頃、莉桜は学校か·········。」
莉桜は私の家にお見舞いに来ながら、学校にもきちんと行っている。
(何だか申しわけないな·······。)
ゴロゴロしているうちに、いつの間にか蓮は眠りについていた。