君とお絵かき
生きる道
ピ─ピ─ッピ──────ッ
「·········ん。」
───夢の終わりとは常に唐突な物なのである。
目を開けると目の前にはマスクをつけた医者がいた。
「よく頑張ったね。手術は成功だよ。」
え·········?
治ったの·········?本当に·······!?
「さぁ、手を動かしてご覧。」
まだ夢の続きなのかと思いながらも手を動かす。
「······動く·········。」
────手が、動いた。
「うっ······動きます!!動きますっ!!!」
「ははは、良かったなぁ。これで、絵が書けるようになるな。」