縁結び承ります!
* * * * * *
「....ダリィ。こんなにすぐ依頼って来るもんなの?」
「...依頼人の前で、もうちょっと言葉をオブラートに包めないわけ?」
「事実だろうが。」
あまりの不機嫌な態度に依頼人の子が萎縮している。
「す、すいません...。」
「あなたが謝ることないでしょうに。」
あぁ、可哀想に。
涙目だわ。
「あ、あの。
あちらの男の先輩はどなたでしょう...?」
小声で尋ねられる。
「えーと、助手?、みたいなものなの。
気にしなくて良いから!」