縁結び承ります!


* * * * * *


「....ダリィ。こんなにすぐ依頼って来るもんなの?」


「...依頼人の前で、もうちょっと言葉をオブラートに包めないわけ?」


「事実だろうが。」

あまりの不機嫌な態度に依頼人の子が萎縮している。



「す、すいません...。」

「あなたが謝ることないでしょうに。」

あぁ、可哀想に。
涙目だわ。



「あ、あの。
あちらの男の先輩はどなたでしょう...?」


小声で尋ねられる。


「えーと、助手?、みたいなものなの。
気にしなくて良いから!」







< 29 / 37 >

この作品をシェア

pagetop