蓮月~ハヅキ~

「暎くんは…そんなことじゃ泣かないし…あたしが好きなのは、暎くんだけだもん!」



顔を真っ赤にして京香がそう言いながら、俯く



うん、あたしに言われてもなー…それは暎貴に言って下さい。


あ、でもそれも嫌だなー。暎貴がにやけるから、すっごいムカつくかも



「はいはい、分かった。君達のラブラブ度はよーく分かったから、早く教室行くよ!!」






そう言ってあたしが歩き出すと、慌ててついてくる京香に少しだけ笑ってしまったのは内緒だ。
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