愛しています
「歩ちゃん、おはよう。昨日なにかあった??」
「一之瀬君…」
靴箱。
「ったくまたお前かよ」
そう横から言ってくる凌君。
「別に??北見君に言った覚えはないよ」
「ったくなんなんだよこいつ」
「歩ちゃん、俺と一緒教室行こ??」
一之瀬君はそう言って私の腕を取る。
「へっ、う、うん」
「おい!!嫌がってんの分かんねーのかよー」
「そう見えるのは君だけだよ。行こう??歩ちゃん」
「ははっ、うん」
凌君は後ろからブツブツ何かを言って私達のあとについてきた。
ホームルームが始まる。
「ほら席につけー」
先生が来る。
「じゃあね、歩ちゃん」
「うん」
結局一之瀬君には昨日のこと、言わなかった。
けど、ホームルームが始まる前、一之瀬君は私にこう言った。
『今日の放課後サッカー部見に来てよ』
と。
私は行く事にした。
「花野、大丈夫か」
先生はそう私に言った。
「はい、もう平気です」
「そか。何かあったらあれな??先生に言えばいいし、勉強なら北見に聞けばいいし」
「そうします」
「それから、みんなに報告な」
先生はみんなの方をまっすぐ見る。
「一之瀬の提案で席替えをする事になった」
えっ、席替え??
「もう夏休み入るしな、そろそろいいかと俺も思って」
席替えか。
まぁ、よく喋る凌君と一之瀬君とは席が遠いしな。
どうせなら、近くがいい。
すると
「えー、私凌の隣が良かったー」
「凌の前だったから勉強教えてもらえてたけど、一ノ瀬君がそう言うなら賛成っ」
「私、和君と離れたくなぁーい」
「やった!!一ノ瀬君の近くになれるかもっ」
と、あらゆる女の子達が言う。
「おい女子、わがままゆうなよなー」
「そうだよ。大体一ノ瀬とか一人しかいないっつーの」
「それは北見もだろ」
「まぁ、ようはお前ら男子も北見か一ノ瀬の近くがいいんだろ」
「いや、俺は北見で」
「俺も」
「俺も」
「俺も勉強教えてもらいてー」
「北見もいいけど俺は和かな。一応サッカー部なんで俺」
「サッカーいいなー、かっけー」
「俺はどっちかと言ったら北見だな。和は女から人気だし俺の存在が、ね??」
男の子もそう声をあげる。
「とーにーかくだ。席替えは帰りのホームルームな。北見、後はよろしく」
「俺ですか…」
またか。
先生は凌君を頼りすぎだってば。
忙しいのに。
「席替え方法はお前に任せる。ま、クラスがうるさくならないような。では終わるぞ」
。
「起立」
結局か。
「礼」
「「「「ありがとうございましたー」」」」
ホームルーム終了。
ふふ、また凌君がね。
「ったくなんで俺なんだよ」
と、頭をかきながら私の席にやってくる凌君。
私の席の隣の人の椅子に座る。
すると前から
「どんまい。俺らはその間なにしようか」
と、笑いながらやってきた一ノ瀬君。
「また来やがった。てか!!一ノ瀬、お前も考えてよ」
「なんで俺??そこはしっかり者の北見君が決めないと、ね??」
「いちいち言い方ムカつくんですけど」
ははっ。
「まあまあ。イライラしないで??」
私は凌君に言う。
「してねーよクソ」
「イライラした時は気分転換に空気を吸った方がいいよー」
「歩も他人事みたいに」
「違うよー」
「てか。1時間目サボろーぜ」
「えっ!!」
凌君の口からサボろうなんて。
「疲れた。歩も付き合え」
「私はいいけど…」
「よし決定。んじゃあなー、一ノ瀬」
「んー」
「ちくんじゃねーぞー」
「ふっ」
鼻で笑った一ノ瀬君でしたとさ。
「一之瀬君…」
靴箱。
「ったくまたお前かよ」
そう横から言ってくる凌君。
「別に??北見君に言った覚えはないよ」
「ったくなんなんだよこいつ」
「歩ちゃん、俺と一緒教室行こ??」
一之瀬君はそう言って私の腕を取る。
「へっ、う、うん」
「おい!!嫌がってんの分かんねーのかよー」
「そう見えるのは君だけだよ。行こう??歩ちゃん」
「ははっ、うん」
凌君は後ろからブツブツ何かを言って私達のあとについてきた。
ホームルームが始まる。
「ほら席につけー」
先生が来る。
「じゃあね、歩ちゃん」
「うん」
結局一之瀬君には昨日のこと、言わなかった。
けど、ホームルームが始まる前、一之瀬君は私にこう言った。
『今日の放課後サッカー部見に来てよ』
と。
私は行く事にした。
「花野、大丈夫か」
先生はそう私に言った。
「はい、もう平気です」
「そか。何かあったらあれな??先生に言えばいいし、勉強なら北見に聞けばいいし」
「そうします」
「それから、みんなに報告な」
先生はみんなの方をまっすぐ見る。
「一之瀬の提案で席替えをする事になった」
えっ、席替え??
「もう夏休み入るしな、そろそろいいかと俺も思って」
席替えか。
まぁ、よく喋る凌君と一之瀬君とは席が遠いしな。
どうせなら、近くがいい。
すると
「えー、私凌の隣が良かったー」
「凌の前だったから勉強教えてもらえてたけど、一ノ瀬君がそう言うなら賛成っ」
「私、和君と離れたくなぁーい」
「やった!!一ノ瀬君の近くになれるかもっ」
と、あらゆる女の子達が言う。
「おい女子、わがままゆうなよなー」
「そうだよ。大体一ノ瀬とか一人しかいないっつーの」
「それは北見もだろ」
「まぁ、ようはお前ら男子も北見か一ノ瀬の近くがいいんだろ」
「いや、俺は北見で」
「俺も」
「俺も」
「俺も勉強教えてもらいてー」
「北見もいいけど俺は和かな。一応サッカー部なんで俺」
「サッカーいいなー、かっけー」
「俺はどっちかと言ったら北見だな。和は女から人気だし俺の存在が、ね??」
男の子もそう声をあげる。
「とーにーかくだ。席替えは帰りのホームルームな。北見、後はよろしく」
「俺ですか…」
またか。
先生は凌君を頼りすぎだってば。
忙しいのに。
「席替え方法はお前に任せる。ま、クラスがうるさくならないような。では終わるぞ」
。
「起立」
結局か。
「礼」
「「「「ありがとうございましたー」」」」
ホームルーム終了。
ふふ、また凌君がね。
「ったくなんで俺なんだよ」
と、頭をかきながら私の席にやってくる凌君。
私の席の隣の人の椅子に座る。
すると前から
「どんまい。俺らはその間なにしようか」
と、笑いながらやってきた一ノ瀬君。
「また来やがった。てか!!一ノ瀬、お前も考えてよ」
「なんで俺??そこはしっかり者の北見君が決めないと、ね??」
「いちいち言い方ムカつくんですけど」
ははっ。
「まあまあ。イライラしないで??」
私は凌君に言う。
「してねーよクソ」
「イライラした時は気分転換に空気を吸った方がいいよー」
「歩も他人事みたいに」
「違うよー」
「てか。1時間目サボろーぜ」
「えっ!!」
凌君の口からサボろうなんて。
「疲れた。歩も付き合え」
「私はいいけど…」
「よし決定。んじゃあなー、一ノ瀬」
「んー」
「ちくんじゃねーぞー」
「ふっ」
鼻で笑った一ノ瀬君でしたとさ。