eternal Lovers
第一章
常連客
「いらっしゃいませ!おはようございます!」
よし、今日も明るくあいさつ、OK!
あ、またあの人だ。
毎日コンビニ弁当が朝ごはんか・・・飽きないのかなー。
「一真さん、あの人っていつ頃から朝ごはん、買いに来てるんですか?」
「んー、俺が入った時はまだ来てなかったけどなあ…。
って、あんまりお客さんのプライベートなことは詮索しない!」
「あっ、はぁーい、すみませ~ん。」
毎朝、あたしがバイトしているコンビニにお弁当を買いに来る推定大学生な人。
朝ごはんかどうかは定かではないけど、基本毎日買いに来てる。
朝のコンビニって、夕方とか土日違ってお客さんの層がまた違って、謎が多いから面白い。
「ありがとうございましたー!行ってらっしゃいませ!!」
「伊澤、もう上がりな。学校遅刻すっぞ。」
「え、マジだー。でもいーんですよ!別に遅刻したって!!」
「おいおい、それが高校生の言うことかー。お前は何しに行ってるんだよ。」
「何しにって…友達と遊ぶためにですっ!」
「はあ…俺はお前の将来が不安だよ…とりあえずお疲れ!!」
「はい!お疲れ様でーす!」