Kiss of a shock ~涙と~
え…?


まさか、この人私の家を知ってるのー?


ストーカー、って言葉が鮮明に脳裏に浮かんで、万理香は蒼ざめて男の背を見上げた。


悪魔でも知らん顔で煙草を吸いながら携帯電話を触りつつ歩いて行く。


そんな変なことするようには…見えないけど。。


《あんた騙されやすい》


と、言われた手前、少しは疑うべきなんだろうか…?


そうこうしているうちに、万理香の住むマンションを通り越した。


あ、何だ。同じ方向だっただけなんだ…。。


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