Kiss of a shock ~涙と~
どうして―
万理香は、直人に抱え上げられたまま、紡げない言葉を飲み込むように唇を手の甲で擦った。
こんなキス・・・嬉しくない。
全然、嬉しくないよ・・・!
直人はくすっと微笑して、万理香の唇に再び唇を近づけると、囁いた。
「お望みなら、最後までしてやるけど?」
万理香は、さっと顔を背けた。
「・・・っ」
酷いよ・・・。
まるで、自分のことを嫌いにさせようとしているみたいだ。
「どうした、お嬢さん、俺のこと、好きなんだろ?」
・・・
万理香は、直人に視線を戻し、その肩を掴んだ。
「直人さんは・・・ズルイです。」
「ズルイ?俺が?何で?」
そう言って微笑する。
「何も・・・何も説明せずに、私に決めさせようとするから。」
直人は、苦笑して言った。
「へぇ?」
「私は、っ直人さんのことが好き・・・、直人さんは?」
万理香は、こくりと生唾を飲んで続けた。
「直人さんの気持ちを、教えてください。」
万理香は、直人に抱え上げられたまま、紡げない言葉を飲み込むように唇を手の甲で擦った。
こんなキス・・・嬉しくない。
全然、嬉しくないよ・・・!
直人はくすっと微笑して、万理香の唇に再び唇を近づけると、囁いた。
「お望みなら、最後までしてやるけど?」
万理香は、さっと顔を背けた。
「・・・っ」
酷いよ・・・。
まるで、自分のことを嫌いにさせようとしているみたいだ。
「どうした、お嬢さん、俺のこと、好きなんだろ?」
・・・
万理香は、直人に視線を戻し、その肩を掴んだ。
「直人さんは・・・ズルイです。」
「ズルイ?俺が?何で?」
そう言って微笑する。
「何も・・・何も説明せずに、私に決めさせようとするから。」
直人は、苦笑して言った。
「へぇ?」
「私は、っ直人さんのことが好き・・・、直人さんは?」
万理香は、こくりと生唾を飲んで続けた。
「直人さんの気持ちを、教えてください。」