Kiss of a shock ～涙と～

万理香の頬は


はい、そうです！


と、言わんばかりに一気に上気した。


「あーそう、それはごちそうさま。」


「ちょっ、と、その言い方はないんじゃないですか？！」


カチンときて、先を歩く直人の前に乗り出して言った。


「女の唇を掠め取っておいて、ご、ごちそうさまって！」


ないでしょーよ！！！


っていうか、そもそもなぜあのタイミングでキス？


必要なかったよね！？