Kiss of a shock ~涙と~
陣内はピリッと背中を走る電流に僅かに眉を歪めた。
この人の毒は、その心を滅ぼす。
なのに、今この瞬間ほど、健二を近くに感じられる時はない。
あなたが、自分の闇に喰い殺されても…
陣内は、悪魔のような笑みを浮かべる健二の頬に手を伸ばした。
唇に付いた生クリームを指先で拭い、囁く。
「では、獲物を捕らえてきましょう。」
あなたが、一番望む方法で、あの子を深く傷付ければいい。
いつの間にかはじめていた激しい口付けの合間に、健二が嘲笑を浮かべ言った。
「…なんだよ、陣内。もう欲しいの?」
浅ましい私を蔑む眼差しに、胸が燃える。
私は息を上げ、ソファに彼を引きずりながら応えた。
「健二さんが、悪いんだからー。」
あなたの心を滅ぼす闇で、私のことも殺して。
嘲笑って、私を蔑んで、貫いて、深く傷付けて。
「…健二さ…」
はあはあと喘いで瞼を開く。
あなたの冷たい眼差しがあなたの上で淫らに揺れる私を見つめている。
この人の毒は、その心を滅ぼす。
なのに、今この瞬間ほど、健二を近くに感じられる時はない。
あなたが、自分の闇に喰い殺されても…
陣内は、悪魔のような笑みを浮かべる健二の頬に手を伸ばした。
唇に付いた生クリームを指先で拭い、囁く。
「では、獲物を捕らえてきましょう。」
あなたが、一番望む方法で、あの子を深く傷付ければいい。
いつの間にかはじめていた激しい口付けの合間に、健二が嘲笑を浮かべ言った。
「…なんだよ、陣内。もう欲しいの?」
浅ましい私を蔑む眼差しに、胸が燃える。
私は息を上げ、ソファに彼を引きずりながら応えた。
「健二さんが、悪いんだからー。」
あなたの心を滅ぼす闇で、私のことも殺して。
嘲笑って、私を蔑んで、貫いて、深く傷付けて。
「…健二さ…」
はあはあと喘いで瞼を開く。
あなたの冷たい眼差しがあなたの上で淫らに揺れる私を見つめている。