Kiss of a shock ~涙と~
不安そうな顔に、心配な気持ちは消せないけれど

このままここにいるのも、きっと困るんだろう。

曜子は、じゃあと言って立ち上がると鞄を手に取った。

「私、帰るわね。あ、メルアド交換しない?LINEとかしてる?」

「はぁ…」

「家近いからさ、いつでも連絡してきていいからね?」

「ありがとうございます…」

完璧に不審がってるけど、このままにはしておけないし、仕方ないよね??

「うん、じゃあまたね?」

「はい。」
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