Kiss of a shock ~涙と~
第13章 「触れたい」
健二は、万理香と直人を残してきた部屋を見上げていた。
駐車場から見える、部屋の明かりは心もとない。
だけれど、そこにいるだろうふたりの影を想像するには、十分だった。
ぎりぎり・・・と拳を握り締める音が聞こえてくる。
「健二さん・・・」
車から降りてきて立ち尽くした陣内が、小さく声をかけてきた。
追ってきたのか・・・。
ふっと微笑んで言う。
「新しい幕開けだよ。」
陣内の頬は赤く腫れ、口の中が切れているのか唇の端に傷がついている。
それに、手をはわし、続ける。
「あいつら、これからヤルのかな?」
ムラッと自分の中にどす黒い欲望がこみ上げて来るのを感じた。
「ま、ヤルよね。直人だって男だし・・・ヒーローさながら姿を現した直人に、万理香ちゃんだって堕ちてるだろうし。」
それから、陣内の腕を掴んで後部座席に乗り込んだ。
ふたりの愛が確かだっていうなら、何をされても揺るがないんだろう
それを確かめたい
そしてぶち壊してやる
絶対に幸せになんかしてやらないー
陣内の身体を無理やり開いていきながら囁く。
「あいつを苦しめるために、次は何をしてやろうかな。」
「・・・健二さん・・・」
健二はシッと小さく指を立てて、陣内の発言を制した。
服をはぎ、スカートをまくって下着の中に手を忍ばす。
そこにためらいはなく、合意など・・・求めるつもりもなかった。
駐車場から見える、部屋の明かりは心もとない。
だけれど、そこにいるだろうふたりの影を想像するには、十分だった。
ぎりぎり・・・と拳を握り締める音が聞こえてくる。
「健二さん・・・」
車から降りてきて立ち尽くした陣内が、小さく声をかけてきた。
追ってきたのか・・・。
ふっと微笑んで言う。
「新しい幕開けだよ。」
陣内の頬は赤く腫れ、口の中が切れているのか唇の端に傷がついている。
それに、手をはわし、続ける。
「あいつら、これからヤルのかな?」
ムラッと自分の中にどす黒い欲望がこみ上げて来るのを感じた。
「ま、ヤルよね。直人だって男だし・・・ヒーローさながら姿を現した直人に、万理香ちゃんだって堕ちてるだろうし。」
それから、陣内の腕を掴んで後部座席に乗り込んだ。
ふたりの愛が確かだっていうなら、何をされても揺るがないんだろう
それを確かめたい
そしてぶち壊してやる
絶対に幸せになんかしてやらないー
陣内の身体を無理やり開いていきながら囁く。
「あいつを苦しめるために、次は何をしてやろうかな。」
「・・・健二さん・・・」
健二はシッと小さく指を立てて、陣内の発言を制した。
服をはぎ、スカートをまくって下着の中に手を忍ばす。
そこにためらいはなく、合意など・・・求めるつもりもなかった。