Kiss of a shock ~涙と~
第14章 「禁断の・・・」
心臓が爆発しそうだ。

まるで、胸の上に心臓があってそこで脈を打っているみたいに感じる。

そのくらい・・ドキドキしてる。

我ながら、どうかしてると思う。

直人さんが欲しいとか、そんなこと・・処女の私が言って良いセリフではないのは確かだし。

直人さん、、、身体が熱くなってる。

直人さんは、どうなのかな?

私のこと・・欲しいってそう、思ってくれてる?

けど、そんなこと・・・聞けない。

「くす・・・」

くすぐるような笑い声が頭上で聞こえて私は顔を上げた。

「すごい心臓の音。」

直人さんが微笑んで言った。
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