紅色に染まる秘密の恋(休筆中)

女性が見ても見惚れそうな笑顔に

やっぱり綺麗だなぁ…。

そう思った時

『…あっ、そうだ！！
あのね、城咲さん。
私…言い忘れてた事があるの。』

急に何かを思い出したような口調で

さくらさんが口を開いた。


…言い忘れた事？

意味がわからずに首を傾げると

『……城咲さん。
さっき私が課長さんと話していた時
城咲さんが凄く切なそうな表情に
見えたけど
城咲さんは課長さんの事が
好きなんでしょ？』

と、さくらさんが突然そう言い出した。


「…ちょっ、さくらさん？
あの……何言って…。」

突然の言葉に私はアタフタした。

すると

『…やっぱり…図星だね。
城咲さん…動揺してる。』

さくらさんは『ふふっ』と

私に優しく微笑んだ。


「……あの…その。」

さくらさんの指摘に

私は言葉が詰まってしまった。


さくらさん…急に何を…。

顔が紅くなりそうになるけど

それは認めてしまう事になる。


「……あ、あのっ。」

とりあえず何か言わないと…。

私は頭の中で言葉を探した。