紅色に染まる秘密の恋(休筆中)
先輩から『城咲ちゃん』と呼ばれている
私の名前は城咲 紅羽(しろさき くれは)。
大手製薬、薬剤品メーカーで有名な
M製薬企画開発課に勤める22歳。
恩人さんからの紹介で
高校在学中からM製薬の集配課にて
週数回のアルバイトをしていた私は
人事課の課長から採用試験を勧められ
結果、合格して採用を勝ち取り
専門学校卒業後の19歳の春に入社した。
取得していた簿記などの
資格が活かされる経理課に
配属する事が出来たものの
入社2年目に入る直前に突然
『鬼上司』又は『鬼ピアス』と
周囲から恐れられていた
武内課長(当時:課長代理)がいる
企画開発課への異動を命じられて以来
怒られてばかりの部下となってしまった。
経理課で特に問題を起こした訳でもなく
希望部署でやり甲斐を感じていた私には
全く縁がなかった企画開発課への異動も
叱られてばかりの部下になる事も
仕事とは言え想定外だった。