総長に恋したお嬢様
ダメダメ!ここ学校だし!

私は涙を抑えて授業を受けた。


放課後。

「おかえりなさいませ、お嬢様」

「ただいま〜」

私は車に乗り込むと運転手さんにお願い。

「今日は本屋に寄ってくれる?
あの角を曲がったところの」

すると案の定顔を顰める運転手さん。

「お嬢様…いつも申しておりますがあのような場所には…」

「大丈夫!あそこにしかない本がたくさんあるの!」

「お取り寄せいたしますのに…」

「普通に買いたいの…。普通に…」

私がそう言うとしぶしぶ頷いてくれた運転手さん。

ありがとうございます…!
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