総長に恋したお嬢様
「でも…蓮さん、思い出すなぁ…」

葵君が遠い目をする。

…私も思い出すよ。お兄ちゃんの笑顔とか

お兄ちゃんの不機嫌な顔とか、

私を撫でる手とか…

「はいはい!しんみりするな!なあ、あんたさー
お嬢様なんだろ?ゲームとかしてみねぇ?」

「わ、私もゲームくらいはするよ」

「え?そう?じゃ、しよーぜ!」

「うん。いいよ」



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