総長に恋したお嬢様

ね、眠いのかな？

それにしても意外。

真君はブラックコーヒーとか飲んでそうだし。

クールだしね。

「真ってブラックコーヒーとか飲んでそうだろ？」

憐斗君の言葉にこくこく頷く。

「それがさ、実はミルクと砂糖ドバドバ入れてやっと飲めるレベルなんだよ」

憐斗君はそう言って笑う。

「…別にブラック飲めなくても生きてけるし」

真君は拗ねたようにそう言ってそっぽを向いた。

いや、それはそうだけど…

私も飲めないし。