極道に愛された、氷と炎の女の物語。(仮)
昔話
笑う
「ただいまぁ!」
「おかえりなさい。学校はどうだった?」
「うん!楽しかったよ!」
4年前、私は13歳で中学2年生。
決して裕福と言える家庭ではなかった。
だけど、どんな時も笑顔を絶やさない家族だった。
そんな家族だからか近所の人たちは、よく私を可愛がってくれた。
学校でも、たくさんの友達がいて、毎日が楽しかった。
だけど、それは
絶望という悲しみで
崩れて、ボロボロになった……。