極道に愛された、氷と炎の女の物語。(仮)
髑髏組
毎日毎日朝ごはんも二人分作るようになって
剛が仕事に行くと、私は大森組のみんなへの差し入れを作る。
今日は、カレーライス。
すーごく大きい鍋にカレーを作る。
大きいお釜も買った。
そして、正午の少し前になると大森組の人が3人ほど迎えに来てくれる。
ピンポーン
「琴葉さーん!迎えに来ました!」
威勢のいい声。
この声は
「月夜(つきや)くん!凛太郎くん!春樹くん!」
この人たちは次期幹部候補の人たち。
すごく強いの。
その人たちに鍋とお釜を持ってもらって家を出る。
マンションの前に止めてあったリムジンに乗る。