極道に愛された、氷と炎の女の物語。(仮)
「被害は?」
また剛が聞く。
「大森組の傘下が数組潰され、関西支部が押されています。
それと、大森組のやつが5人袋叩きにされました。誰も重症で入院中。そのうち一人が意識不明の重体です。」
「え…っ…?」
しまった!すぐ口を覆うが
「誰だ!」
ふすまが開く。
ふすまを開けた幹部が固まる。
剛が目を見開く。
「ねぇ…どういうこと?」
聞くけど剛は、何も言わない…。
「私のせい…私のせいだよね。ごめん。」
駆け出す。すぐに幹部と剛が追いかけてくる。
大森組を出る前に剛に捕まった。