極道に愛された、氷と炎の女の物語。(仮)
「明日出る。遅くなったら取り返しがつかねぇ。
この戦いに勝てば全国の全部の組が大森組の傘下だ。
何も心配事はなくなる。
攻めてくる奴らも居なくなる。
髑髏の被害に合う女も減る。
ここで、俺が行かなかったら
死人が出るかもしれねぇ。
お前にも辛い思いさせるかもしれねぇ。
夜も一緒に寝てやれない。
康のとこに行ってもいいんだぞ。」
悲しそうな顔。
そんな顔で私に選択肢を渡す。
剛は、私が康を好きとでも思ってるのか?
康のとこに行けば、私は後悔する。