極道に愛された、氷と炎の女の物語。(仮)





どのくらい眠っただろう。




気がつくとマンションだった。





隣には剛。ずっと起きてたのか




「起きたか?」




そう声をかけてきた。




時計を見ると午後7時。





「ねぇ、いつ出るの?」




「明日の昼間だ。」




早いな。



「何人くらい連れてくの?」




「本家にも残さないといけないからから……9割ほど。なぁ、お前もできれば大森組で暮らしてくれ。心配だ。」





心配してくれるのはわかる。



でも、私は毎日毎日剛と一緒に眠った家を守りたい。




ここは、剛のたくさんある居場所の1つだから。













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