極道に愛された、氷と炎の女の物語。(仮)
それから1日入院して翌日病院を出た。
点滴が効いていて吐き気は少なく、気分もいつもよりいい。
そのまま、大森組に直行した。
「「琴葉さん。大丈夫ですか?」」
組員が走り寄ってきてくれる。
私の居場所なのかも。
「大丈夫。心配してくれてありがとう。」
にっこり笑って、大広間に向かった。
今日は大事な報告会。
剛と一緒にいる人から今の状況を聞いて組の中で共有する日。
帰ってきてたのは幹部の1人。
「今、我らは優勢です。ですが夜に襲われたりなど、負傷者は数名出ています。」
大森組のみんなは強い。
けど、誰も怪我をしないってわけではないのね…。