極道に愛された、氷と炎の女の物語。(仮)






「何見てんの?」


いつの間にかお風呂から上がっていた康。


「雑誌だけど。」


そう言って見ていた雑誌を見せる。



これはさっき買ってきた、



康の会社の話題がたくさんの出ている。




何でだろ。



康をもっと知りたいと思う自分がいる。




でも、やっぱり違うの。



髪のセットの仕方。


声のトーン。


匂い。





私が求めているもの。
康は惜しい物を持っている。けど、違うの。





< 89 / 271 >

この作品をシェア

pagetop