極道に愛された、氷と炎の女の物語。(仮)
「はあ、今日も疲れたー!」
「じゃあ、もう寝る?やらないの?」
私がそう聞くと、営業スマイルの康が「こら、女の子が安く自分を売ってはいけません。」
優しく怒られた。それから、
「蘭花チャンが眠れない。って言うならやるけど。君とはそういう関係はやだな。」
後が怖いし。と付け足した康。
彼が何を考えているか私にはわからない。
それと、私の事をちょっとは知っているという口ぶり。
私は、普段人間を信じることができない。
だから、偽りの自分を作って本当の自分を隠す。
だから私は男と寝る。
たけど、本当の自分を康はちょっとは知っている。