ワタシがコイしたのは不良教師でした。
また、私一人をおいて孤独になるのは
もう……嫌だ。
「現実から逃げてきた私にも……強くなることなんて…出来ますか?」
できないなんて…言われたらどうしよう……
「出来るさ!オマエの頑張りがあればな。どんなに時間がかかってもいい。少しずつ乗り越えろ。それに……成美には…もう……応援してくれる友達が居るだろ?」
とっ……友達……?
「成美ちゃん……」
「こっ……『パチン』
私は、恋歌に殴られた。
そして、思いっきり抱きしめられた。
「成美ちゃん…やっと元通りの姿になったね?今までずっと、助けてあげれなくてごめんね。でも、もう大丈夫だよ。私が成美ちゃんを守るから……」
そう言って頭を撫でてくれた。
「また……友達として………やり直そう。」
「うん…」
次の日、ドキドキ…ワクワクしながら学校に向かった。だって、久しぶりに誰かの側にいられる。その安心感があるから。
「恋歌、どうしたの………あの成美と一緒に登校してるの?」
「成美ちゃんはね、私の親友だから。」
これから、少しずつ友達として…恋歌と上手くやっていける気がする。