ワタシがコイしたのは不良教師でした。
目が覚めると全くしらない屋敷に連れて行かれてた。
「竜二くん。今日からここが君の家だよ」
「どういうことだよ?」
「そのまんまだよ。生き別れてしまった子供と一緒に暮らすのが悪いことかい?」
「オレの父親は、オレが小学生のときに死んだんだよ。」
「その父親がオマエと血が繋がっている証拠があるのか?オマエの母親は、オレと不倫してたんだよ。君は、オレの子だ。」
「でも、オレの父親がアンタって言う証拠もないだろ?」
「そんなに言うんだったら証拠をみせてやるよ。」
DNA鑑定をした。
結果は、正真正銘のオレの父親だった。
それから、母親に会うことも許されなくなり、毎日レッスンやら英会話やらたくさんやらされた。
オマエには、この家を継がないといけない義務がある。それが父親の口癖だった。
ある日のことだった。いつもどおりここから出してくれ!そう言ったときだった。
「あぁ……あの女なら死んだよ。」
「嘘だ!冗談はやめろ!そんなわけ……」
「本当だよ。紛れもなく事実だ。」
「そういうんだったら、証拠みせろよ!オマエのお得意の!」