ワタシがコイしたのは不良教師でした。
「じゃあ、自己紹介でもしてもらおうかな。オレこの学校初めてだからさ。出席番号1番からよろしく」
「阿部 椿です。私は…………」
1番から順番に回っていって
私の番号まできた。
「佐伯 成美。」
それだけ言って座った。
「へー…成美かー。よろしくな。オマエ、オシャレな髪してんなー。オレと同じ金髪じゃねーか。」
ウザイ。なんなのこの教師。
こんなのが担任なんていや!
無理と思って、教室を出た。
「おい、成美ー!帰んのかー?」
ウザイ。ウザイ。ウザイ。
私のことは放っといてほしい。